どぜうの握り鮓
GWも終わりですね。今頃は高速道路や新幹線は激混みなんでしょうな。
ウチは今日も営業中でございます。
ちょっと試作をしてみました。
どぜう(ドジョウ)の握り鮓です。
昔は田んぼや、その横の用水路なんかにたくさんいましたが、農薬やら護岸整備やらでめっきり見なくなりました。僕の子供の頃は春になると良く獲って、きれいな水を入れたバケツで1週間くらい泥を吐かせて、柳川やドジョウ汁にしてました。
ちょうど今時期は子を抱えるので、子も一緒に甘辛に炊いて、木の芽を乗せました。
嫌いな方も多いドジョウですが、まったく泥臭く無いんですよ。見た目とイメージなんでしょうか。泥吐きの足りない物を食べたからでしょうか。貴重なたんぱく源ですし、それ以上に美味しいんですよ。
野趣あふれる味で、魚のジビエといった感じです。
最近では、こういった淡水魚(鯉、なまず、鮒、ドジョウ、かじかなど…)を食べさせる処も減ったし食べる人も減りました。そうやって日本の食文化も欧米化されていくんでしょうな~。非常に残念です。せっかく世界遺産になった日本食なので、きらびやかな和食ばかりにスポットをあてないで、こういった昔からの食文化にもちゃんと触れていって欲しいと僕は思います。
ま、どぜうの握りはまだまだ試作段階なのですが…。
ただ、ドジョウを卸すのがスゲー大変なので、気のノッた時しかやらないと思います(笑)
酒と鮓 梅軒