京都 澤屋まつもと 守破離
京都・伏見の「澤屋まつもと 守破離」です。
杜氏の松本日出彦くんが醸すこのお酒は、価格も超お手頃なのですが、味も超一級品なんです。
火入れの酒ながら、少し炭酸ガスのようなチリッとした酸味を残しフレッシュ感を出し、香りも派手すぎず穏やか、味は柔らかで丸みがあり、呑み飽きもしない!完璧なまでに見事な食中酒に仕上がっています。特に和食との相性は抜群です。
この守破離(しゅはり)とは、武道や茶道、芸術の分野で、先人に言われたことを「守る」修行から始まり、その後、そのことを自分の力量と照らし合わせて、より自分に合った、より良いと思われるものをつくることで今までの形を「破る」。最後には先人の言われたこと、自分自身が造り出した形からも「離れて」オリジナルのものを造れるようになること…だそうです。難しい言葉ですね。僕もこの酒で初めて知った言葉です。
松本くんは愛知の「醸し人九平次」さんで修行してました。守破離の名の通り、基本がきっちりと出来上がっていて、さらに九平次さんの酒とはまた違った松本くんのオリジナルの酒の味に仕上がっています。
和食とホント良く合うし、お値段お手頃なので、宅呑み用にもいいですよ。
ちなみにウチの宅呑み用に僕もよく買ってます(笑)
酒と鮓 梅軒