酒と鮓 梅軒(バイケン)

武蔵小山の鮓(すし)割烹と日本酒の店です【住所】目黒区目黒本町5-16-3☎03-5708-5542 水曜定休

「日本全国食べ歩かない」第八歩目 「群馬県 浅間山」其の弐

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「日本全国食べ歩かない」第八歩目「群馬県 浅間山」の続きです。

割鮮 ギンヒカリ 岩魚 大根 大葉 卸生姜

ギンヒカリとは群馬の水産試験場が育成開発した日本一と呼ばれる最高級ニジマスの名前です。通常ニジマスの養殖は2年を過ぎて大きくなると身質が悪くなるのだそうですが、このギンヒカリは2年を超えても肉質の低下のないものを選抜育成したものです。

サーモンのような色ですが脂っこくなく、しっとりとした身と食感でキメも細かくて美味しいです。

 

 

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そしてイワナのお造りも。シコシコした歯ごたえと滋味な味わいで、ギンヒカリとはまた違ったテイストが味わえます。

 

 

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お客様からリクエストがあったので、おまけでギンヒカリの皮をパリッと炙りました。なかなかの酒のアテです。

 

 

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薫酒 岩魚骨酒

薫酒(くんしゅ)という名で、先ほどの刺身で使ったイワナの骨を干してじっくりと炙り、浅間山の純米大辛口を燗にして骨酒に。フグのひれ酒のような香ばしい香りで、杯が進みます。本来は丸のままのイワナでやりますが、今回は骨のみで。

 

 

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焼物 上州すき焼 上州牛 下仁田葱 玉蒟蒻 春菊 焼豆腐 玉子

群馬県はすき焼きの食材の県内産自給率100%を今おしてます。程よい脂ののった上州牛に、甘みのある下仁田葱、そしてしっかりと味のある蒟蒻、群馬県産の豆腐に玉子と。割り下はしっかり味にして玉子をたっぷりと絡めて食べてもらいました。

上州牛旨いっすね~。

 

 

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飯物 ひもかわうどん

群馬県桐生市の名物ひもかわうどんです。きしめんのようなうどんですが、それよりもっと幅広です。一度、茹でてから氷水でしめるとチュルンとしたのど越しとシコシコした食感がクセにある味です。今回は先ほどのすき焼きの〆として召し上がって頂きました。

 

 

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香物 忠治漬

こちらも群馬県桐生市の忠治漬本舗さんの忠治漬。いわゆる山葵漬ですが、白瓜が入っています。静岡あたりの山葵漬よりも甘みがあるので味もしっかりと出ていて、さらに白瓜のコリコリした食感があり、酒のあてに良いです。山葵漬が苦手な方でも食べやすいのでは。

忠治漬の名前の由来は国定忠治からきているそうです。

 

土産 舞茸御飯

 今回、これだけではと思い群馬産の舞茸をふんだんに使った舞茸御飯をお土産に皆さんにお持ち帰り頂きました。写真はないんですが(汗)

群馬は舞茸の生産も盛んで、舞茸センターなんて所があったり、学校の給食に舞茸御飯が出たりするそうです。

 

今回の会は料理の品数はいつもより少ないものの、ボリュームは結構ありました。ま、すき焼きがメインって感じでしたからね。ギンヒカリのクオリティの高さにもびっくりでした。

お酒の浅間山は皆さん会の初めの方は生の大吟にごりが美味しいと言ってましたが、後半になるにつれ火入れの純吟が美味しいと、生と火入れの差みたいなものにも気づいてもらえました。こればっかりは呑み続けないと中々分かりづらいですからね。

櫻井社長には草津温泉の観光話などもしていただき、皆さん今後の旅行候補のひとつになったみたいです。まだまだ造りの途中のお忙しい中、櫻井社長ありがとうございました。

 

次回の「日本全国食べ歩かない」第九歩目の「秋田県 一白水成」の会は4/14ですが、おかげ様で満席となりました。ありがとうございます。5月以降の「食べ歩かない」はまだ未定ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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