今のおまかせコースの料理内容
ここ最近はイベントの料理ばかりUPしていたので、今日は久しぶりに通常のおまかせコースの今の献立をご紹介。
まだまだ寒いのが続くので、最初は温かいもので。岩水雲(いわもずく)と芽かぶの雑炊です。初めに軽くごはんを少し胃に入れておくと悪酔いしにくいかなと。
その後は酒のアテ、酒肴の盛り合わせ。手前右から時計回りに牡蠣の生姜オイル漬・赤貝肝煮・赤海鼠(なまこ)酢・鮟肝ぽん酢・海藤花(かいとうげ)塩辛・ぎばさ・ピーマンとガリと昆布佃煮の和え物です。
海藤花は真たこの卵の塩辛です。独特の香りと風味で酒が進みます。煮物で出ることが多いタコの卵ですが、トロっとした食感の塩辛も美味しいですよ。タコは巣穴の天井に卵を産み付けますが、それが藤の花が咲いたような感じに見えることからこの海藤花の名が付きました。
ぎばさは秋田でよく食べられるネバネバした海藻です。粘りも強くクセのない海藻の味が美味しい珍味です。
お造りは天然寅河豚鉄刺(てっさ)。十分寝かした寅河豚は味わい深い一品です。
フグのひれ酒のご用意もありますよ。
そして牡蠣の茶碗蒸し春菊餡かけです。プリっとした牡蠣と蕪、そして青い香りの春菊がよい相性です。香りで上から柚子を振ってます。
写真の握りは左下より時計回りに皮剥(かわはぎ)肝のせ・小鰭(こはだ)・鮃(ひらめ)・真鯛万年味噌のせ・春子(かすご)です。
写真にはありませんがこの日はこれの他に、赤貝・青柳・帆立磯部・鯵・鰯・疣鯛・金目鯛・のど黒・縞海老海老味噌魚醤・墨烏賊いしる・厚焼玉子などから、なんだかんだと大体12~13貫くらいお出ししています。
コースの内容は季節や海の状態で変わりますが、大体こんな感じで¥6,000(税サ別)です。おなかの空いている方はコースがお得なのでおすすめしています。
アラカルトでは寒い日が続いているので、ひとり用の小鍋も始めました。小鍋は湯豆腐・寅河豚てっちり・蟹鍋などです。こちらも是非ご利用ください。
酒と鮓 梅軒