宮城 墨迺江
僕が個人的に好きな酒ベスト5にいつも入る宮城の「墨廼江」(すみのえ)
墨廼江さんは宮城の石巻の駅近くにあり、古くは江戸時代にこのあたりの土地が墨廼江町と呼ばれたことからこの名がついたのだとか。
この墨廼江を醸す社長兼杜氏の澤口さんともお付き合いは古くて、いつもお世話になってます。毎年、僕が主催で沖縄の那覇で酒の会をやるのですが(この店の前は那覇で8年店をやってました)第一回から毎年参加してくれます。ちなみに今年の沖縄の酒の会は7月の予定です。
東日本の震災の時は、蔵の1階部分まで津波が押し寄せ、いろんな物が泥まみれになったそうです。澤口さん曰く「酒はまた造ればいい。人的被害がなかったのが幸い」と言ってました。僕も蔵に行ったときに直後の写真を見せてもらいましたが、そりゃヒドイ状態でした。よくここまで復活させたなと感動しました。
そんなこんなを乗り越えた澤口さんの酒・墨廼江の味は優しいまろやかな味わいで、特にこの純米は冷でも燗でも常温でも呑み飽きしないでずっと呑んでいられる酒です。まさに食中酒にもってこい!そして安い!僕も自宅用によく買って吞んでます。
ちなみに澤口さんはあの十四代の 顕統さんの親戚なんだそうです。