沖縄 久米仙 樽熟成泡盛原酒
沖縄、那覇の「久米仙」から今年発売を始めた「G.E.M」という樽熟成の蒸留酒です。
酒税法上、ここまで色がついていると泡盛として販売してはいけないので、リキュール扱いでの表記ですが、基本的には泡盛をアメリカのバーボン樽に入れて熟成させ、そこに20年以上寝かした古酒をブレンドしたものだそうです。
ここの蔵のブレンダーの中村くんが友達で、サンプルを送ってくれました。
正直、僕は泡盛があまり好きではないのですが、これは旨いです。中村くんにはいつもダメ出しばかりなので、たまには褒めないと(笑)
バーボンのオーク樽からくるチョコレートやバニラの香りがフワッと香り、味わいも柔らかでイイですね。個人的にはストレートかロックがオススメです。
店での仕入れはまだできてませんが、今ならまだサンプルあるのでお試しで呑めますよ。
毎年、僕が主催でやっている「沖縄の酒の会」にも今回からこの酒を持って出店してもらいます。会の詳細はまた追って記事にしますが、今年は6/25(日)の開催です。
余談…僕個人の思いですが、沖縄の泡盛は酒税の特区になっているので、焼酎などに比べて安く販売できるんです。ただ、それにかまけて美味しい泡盛を造る蔵が少ないのも事実です。「蒸留するんだから大丈夫」とかなり汚い蔵が多いのが今の泡盛の現状です。
早いとこ酒税の特区がなくなれば、必然的に値段を上げることになるので、そうなればもう少し泡盛の蔵も淘汰されると思います。そうなってから美味しいのを造らなきゃってなっても遅いので、今のうちから頑張ってほしいものです。
ま、逆を言えば値段が上がれば淘汰されて、もう少し美味しい泡盛が呑めるのかもしれませんが…。
酒と鮓 梅軒