奈良 みむろ杉
創業350年の歴史をもつ奈良県三輪の「みむろ杉」
三輪といえば「三輪そうめん」などが有名ですが、酒業界ではいろんな意味で大事な土地なのです。
まず三輪は日本酒発祥の地でもあり、日本最古の神社で酒の神様として信仰のある大神神社(おおみわじんじゃ)があり、そこで毎年11月14日には大神神社に全国中から蔵元・杜氏が集まりその年の酒造りの無事と良い出来になるようにと祈る「醸造祈願祭(酒まつり)」などが催されています。
さらには日本書紀にも書かれている日本最初の杜氏が祀られている活日神社(いくひじんじゃ)があるものこの三輪です。
そんな伝統ありまくる土地でこの「みむろ杉」を醸すのが十四代目の当主今西くん。
今では三輪で1件だけになってしまった貴重な酒蔵さんです。
今西くんたちは奈良の酒造好適米(酒造りに適した米)である「露葉風(つゆはかぜ)」を使った酒造りにも力を入れ、骨太な酒を造っています。
今回ご紹介の酒は「純吟 山田錦」露葉風に比べ、綺麗で丸みのある味わいに仕上がっています。
今後も伝統を引き継ぎつつ、若いスタッフとともに頑張ってほしい蔵のひとつです。
今西くんも今年の沖縄の酒の会に参加してくれますよ。
酒と鮓 梅軒