「日本全国食べ歩かない」第11歩「長野県 明鏡止水」 其の壱
酒パーの準備でバタバタしてて、すっかり報告が遅くなっていまいましたが、先月に「食べ歩かない」の第11歩目の「長野県 明鏡止水」の会を行いました。
明鏡止水を醸す大澤酒造さんは中山道の宿場町・茂田井宿だったところにある300年以上の歴史のある蔵元さんです。
今回のラインナップ、純米大吟・勢起、特選純吟、純吟・垂氷、純米・夏の4種類。
名前の通り透明感のある飽きのこない綺麗な味わいのお酒です。
仕込み水も持ってきていただきました。明鏡止水を醸すのに使われる水は蓼科の伏流水。軟水の柔らかい口当たりの旨味のある水です。
今回は大澤酒造の大澤真社長に来ていただきました。真さんとはもう20年くらいのお付き合いになります。
造りや長野の話など楽しくしていただきました。
先付 いなご甘露煮
最初からトリッキーな料理ですが、こういう機会じゃないと中々口にする機会もないかと思いご用意してみました。評判はなかなか上々(笑)見た目のグロさと違ってカリカリとした食感が小エビのようで美味しいです。今回のものは小さめなので特に食べやすいです。大きいものは足を取らないと口に残ってしまいますので。
前菜 おたぐり
長野県飯田市では昔から馬肉をよく食べていました。肉と言えば馬肉だったそうです。
おたぐりは馬のモツ煮のことです。馬のモツは長いので掃除するときに「たぐって」掃除したそうで、そこからこの名がついたそうです。
地域によって塩味と味噌味とあるそうですが、今回は飯田市の塩味で。
牛とは違った独特の香りがありますが、非常に美味しいモツです。
吸物 やたら冷し茶漬 胡瓜 水茄子 青唐辛子 大葉 茗荷 沢庵 新生姜
飯綱町の郷土料理の「やたら」。やたら美味いとか、やたら何でも入れるからとかだそうです。特に決まった材料はなく夏野菜に沢庵やら味噌漬け野菜やらを刻んで、ご飯の上にのせて食べます。今回はそれを冷し茶漬風に。食欲のない暑い夏場でもサラサラと食べれるのがイイですね。