カワハギ(皮剥)
カワハギです。読んで字のごとく「皮剥ぎ」と書きます。卸すときにこのグレーの堅い皮を剥いで卸すことに由来しています。
この秋~冬にかけてが旬で、肝がぷりぷりになってきます。
身は透明感のある白身で、この肝を裏ごして一緒に食べるのが美味!ウチでも握りの時には上に肝をのせてお出ししています。写真でも〆た横から飛び出しているのが肝です。キレイな色です。
実はカワハギは火を通しても美味しいんです。身はぷりっぷりで癖もなく上品です。特にカマのあたりの肉はちり蒸しなんかにすると美味しいですね~。
↑カワハギによく似た魚でウマヅラハギというのがいます。これも同様にして食べますが、味はカワハギより格段に落ちますね。こちらはカワハギの代用品といった感じです。
これからのシーズン、美味しい魚たちがたくさん出てきますよ。
酒と鮓 梅軒
内海の魚
今日は内海(うちうみ)の魚の話。(↑は本日のウチの内海の魚たち)
河岸では「この魚はどこの?」なんて聞くと「内海だよ」と返ってくることがあります。内海=内湾のことです。代表的なのは東京湾、相模湾、駿河湾、若狭湾、富山湾、島原湾、大村湾などなど…。共通して言えることは内海は穏やかで河川の流れ込みがあるということ。
船で釣りなどに出ると内海は波が穏やかでも、外海に出たら急に荒れたなんてことがあります。
そして河川の流れ込みがあるということはプランクトンなどの小魚たちへの餌が豊富だということ。
海が穏やかでプランクトンや小魚たちが豊富にいれば、必然的にそれを食べる魚の数も増えます。要は、いろんな意味で内海はエサが豊富なのです。エサが豊富だと、魚も肥えるので美味しい魚が獲れます=内海の魚は美味しいものが多い(すべてとは一概には言えませんが)
僕、個人の感想ですが中層~底層の魚、ヒラメや真鯛などは内海物のが外海物よりも脂ものって美味しいです。特にエサが豊富なところで育った鯛は顔つきが優しいとよく言います。ガツガツしてないからでしょうか?そういう顔の鯛は決まって美味しいのも事実です。
鯛と言えば明石が有名ですが、あそこも湾とは呼びませんが瀬戸内海の穏やかなエサの豊富な海だからこそ、あの鯛がいるのです。
今後魚を食べるときに産地が書いてあったら、どんな海で育って獲れたのかを思いながら食べるのもまたひとつ楽しいかもしれません。
酒と鮓 梅軒
今日はアラカルト&明日はお休み
今日はスゴイ暑いですね。台風一過ってヤツですか。子供の頃は台風一家だと思ってました。
さて、明日19日(火)は臨時休業いただきます(むしろ魚がないからナイスタイミング)
そして、本日の夜の営業はアラカルトのみとなります。恐れ入りますが、ご理解ください。
↑あん肝さんざん握りで試したものの、やっぱり細巻きにするとまとまるという…
酒と鮓 梅軒
「日本全国食べ歩かない」第五歩 「栃木県 開華」
「日本全国食べ歩かない」の第五歩目は「栃木県 開華」に決まりました。
開華の蔵元、第一酒造さんは栃木県佐野市にあり、開業340年という栃木県内最古の老舗蔵です。340年前というと4代目将軍・徳川家綱の時代だそうです。
今ではいろんな蔵元さんがやっている農家(自社での米造り)と酒造りを開業当初からやられているそうで、特定名称酒(吟醸や純米など)が100%というこだわりの蔵元さんです。
そんな第一酒造さんに昨年から付き合いの長い後輩の相良くんが入りました。
相良くんは元は下高井戸の有名居酒屋「おふろ」さんで学生の頃バイトしていて、その時に知り合いました。かれこれ20年以上です。当時はおふろのオーナーなんかと一緒に呑んだら、相良くんはいじられキャラでした(笑)
今回はその相良くんが会に来てくれます。
そして栃木の郷土料理の代表格「しもつかれ」も作りますよ。好き嫌いのある料理ですが、是非ご賞味を。
「日本全国食べ歩かない」 第五歩
栃木県 開華
11/18(土)18:00~
会費1万円(税込・現金払い)
日本酒開華呑み放題+栃木県の郷土料理フルコース
梅軒カウンター8席のみの少数限定の酒の会です
今回はブログ告知が早い分、まだお席の空きがあります。
またこのイベントの会費は振込か現金でのお支払いを前もってお願いしています。
お支払いが完了次第のご予約受付完了となりますので、お手数ですがよろしくお願いいたします。ご予約はお早目に。
年内の「日本全国食べ歩かない」のイベントはここまでの予定です。
年明けの予定は決まり次第また告知いたします。
酒と鮓 梅軒